安来市のおすすめ神社・お寺8選を紹介

安来市は島根県東部に位置し、古くから出雲文化と伯耆文化の交流地として栄えてきた地域です。その中でも特に有名なのは、日本三大稲荷の一つとされる「足立美術館」に隣接する清水寺です。また、安来節で知られる安来市には、安来清水寺をはじめとする由緒ある寺院が多く点在しています。中海に近い地域には海の守護神を祀る神社が、また山間部には山の神を祀る神社が配され、自然と共に生きる人々の信仰の証となっています。安来市の神社仏閣は、華美さよりも質実剛健な佇まいが特徴で、静かに歴史を刻んできた場所が多いのも特徴です。中国山地から日本海へと流れる飯梨川流域に開けた安来平野の中に、これらの神社仏閣は今も大切に守られています。

清水寺

安来市清水町に位置する天台宗の寺院で、正式名称は「如意輪山観音正寺」です。西国三十三所観音霊場に模した「島根三十三所観音霊場」の第一番札所として知られています。創建は728年（神亀5年）と伝えられ、奈良時代から続く古刹です。本堂は「清水の舞台」を思わせる懸造りとなっており、島根県の重要文化財に指定されています。境内からは中海や弓ヶ浜半島を一望でき、特に桜と紅葉の季節は多くの参拝者で賑わいます。足立美術館に隣接しており、日本一の庭園と共に訪れることができる観光スポットです。