茨城県のつくばエリアは、筑波山を中心に古くから信仰の対象となってきた地域です。筑波山は「西の富士、東の筑波」と称されるほど名高く、その山麓には歴史ある神社やお寺が数多く点在しています。筑波山神社をはじめとする神社は、縁結びや学業成就の神として地元の人々から篤く信仰されています。また、つくば市は科学都市としての顔も持ちながら、伝統的な信仰の場が大切に守られており、現代の科学と古来からの信仰が共存する独特の雰囲気があります。これらの寺社は、自然豊かな環境の中に佇み、四季折々の風情を楽しむことができる場所としても人気があります。地域の文化や歴史を今に伝える貴重な存在となっています。
筑波山神社(つくばさんじんじゃ)






創建は不詳ですが、約二千年前の崇神天皇の御代に筑波国が建置され、物部氏の一族が神社に奉仕したと伝えられています。筑波山の中腹、標高約270mに鎮座し、男体山の伊弉諾尊と女体山の伊弉冊尊をお祀りしています。縁結びの神様として有名で、特に「夫婦杉」は男女2本の杉が1本に見える珍しい樹木として知られています。毎年多くの参拝客が訪れ、初詣や節分祭などの行事も盛大に行われています。
詳細情報
| 住所 | 〒300-4352 茨城県つくば市筑波1 |
| アクセス | 「つくばエクスプレスつくば駅(つくばセンター)から筑波山シャトルバスで約36~40分、『筑波山神社入口』下車徒歩約10分」 |
| 駐車場 | あり(有料、普通車500円) |
| 電話番号 | 029-866-0502 |
| 拝観時間 | 境内自由(社務所・御朱印授与は9:00~17:00頃) |
| 御朱印の有無 | あり |
六所皇大神宮靈跡地(ろくしょこうだいじんぐうれいせきち)






つくば市の中心部に位置し、かつて筑波地方の総社として存在した六所神社の霊跡地です。社伝によると神武天皇4年(紀元前657年)創建とされ、伊勢神宮の分社として天照大御神を祀っていました。現在は正式な神社ではありませんが、地域の篤志家を中心に保存されており、地域の氏神様として地元の人々に親しまれています。毎年春(4月)に行われる「六所大祭」は地域の重要な祭りとして催されます。
詳細情報
| 住所 | 〒300-4211 茨城県つくば市臼井2047 |
| アクセス | つくばエクスプレスつくば駅から徒歩約15分 |
| 駐車場 | あり(無料、約20台) |
| 電話番号 | なし |
| 拝観時間 | 境内自由(終日開放) |
| 御朱印の有無 | 確認不可 |
筑波山 知足院 中禅寺 大御堂(つくばさん ちそくいん ちゅうぜんじ おおみどう)






延暦元年(782年)に徳一法師により創建されたと伝えられる真言宗豊山派の古刹です。本尊は千手観世音菩薩(十一面千手観音)で、坂東三十三観音第25番札所として多くの参拝者が訪れます。明治時代の廃仏毀釈により一度廃寺となりましたが、護国寺により本尊が守られ、昭和35年(1960年)に再建されました。令和2年(2020年)には新しい本堂が完成し、境内は四季折々の花々が美しく、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉など季節の風情を楽しむことができます。厄除け、病気平癒の祈願所としても知られています。
詳細情報
| 住所 | 〒300-4353 茨城県つくば市筑波748 |
| アクセス | 「つくばエクスプレスつくば駅(つくばセンター)から筑波山シャトルバスで約36~40分、『筑波山神社入口』下車徒歩約5~10分」 |
| 駐車場 | あり(無料、約30台) |
| 電話番号 | 029-866-0126 |
| 拝観時間 | 8:00~17:00 |
| 御朱印の有無 | あり |
小田城址 八幡神社(おだじょうし はちまんじんじゃ)






かつての小田城の城址近くに建てられた神社で、八幡神(応神天皇)を祀っています。創建は万治3年(1660年)です。小田城は鎌倉幕府の有力御家人・八田知家により築城され、鎌倉時代から室町時代にかけて栄えた城で、現在は城址公園として整備されています。神社の境内からは周囲の景色を一望でき、特に桜の季節は美しい景観が楽しめます。小田氏の歴史を今に伝える貴重な史跡であり、地域の歴史や文化を学ぶ場としても価値があります。毎年の例大祭では地元の人々による奉納行事が行われ、賑わいを見せます。
詳細情報
| 住所 | 〒300-2307 茨城県つくばみらい市小田4715 |
| アクセス | 関東鉄道常総線小絹駅から徒歩約20分 つくばエクスプレスつくば駅から関東鉄道バス『小田』下車徒歩約4分 |
| 駐車場 | あり(無料、約10台) |
| 電話番号 | なし |
| 拝観時間 | 境内自由 |
| 御朱印の有無 | なし |
※公式サイトなし

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