札幌市は北海道の開拓の中心地として発展してきた都市であり、その神社やお寺は本州に比べると歴史は新しいものの、北海道の開拓と共に歩んできた貴重な歴史を持っています。特に北海道神宮は明治2年(1869年)に創建され、北海道の総鎮守として多くの参拝者を集めています。また、円山公園に隣接する円山寺や、中島公園内の豊平館の近くに位置する北海道護国神社なども、市民や観光客に親しまれています。さらに、札幌市内には真宗大谷派(東本願寺)の北海道の拠点となる真宗大谷派札幌別院や、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の北海道の拠点となる真宗本願寺派札幌別院など、本州の本山から派遣された開拓布教の歴史を持つ寺院も多く存在します。
北海道神宮






札幌市中央区に位置する北海道の総鎮守。明治2年(1869年)に明治天皇の勅令により「北海道開拓の守護神」として建てられた神社です。正式には「北海道神宮」ですが、地元では「北海神宮」とも呼ばれています。祭神は大国魂神、大那古神、少彦名神、明治天皇の四柱。例年6月14日から16日に行われる「北海道神宮例祭」(通称:札幌まつり)は札幌の夏の風物詩として知られています。新年の初詣では北海道内で最も多い参拝者が訪れ、札幌市民だけでなく観光客にも人気のスポットです。広大な敷地には「開拓神社」などもあります。
詳細情報
住所 | 〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ヶ丘474 |
アクセス | 地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩約15分、または市電「円山公園駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(有料、約220台) |
電話番号 | 011-611-0261 |
拝観時間 | 境内自由(社務所:9:00〜17:00) |
御朱印の有無 | あり |
北海道護国神社
札幌市中央区の中島公園内に位置する神社。明治7年(1874年)に創建され、北海道の戦没者約8万8千柱を祀っています。かつては「北海道招魂社」と呼ばれていましたが、昭和14年(1939年)に現在の社号に改称されました。静謐な空間が広がる境内は、中島公園内にありながらも独特の雰囲気を醸し出しています。毎年8月には「北海道みたままつり」が開催され、多くの人が参拝に訪れます。緑豊かな環境の中で、戦没者の冥福を祈る大切な場所として、札幌市民に親しまれています。
詳細情報
住所 | 〒064-0931 北海道札幌市中央区中島公園1-5 |
アクセス | 地下鉄南北線「中島公園駅」から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(中島公園駐車場を利用、有料) |
電話番号 | 011-561-5757 |
拝観時間 | 境内自由(社務所:9:00〜17:00) |
御朱印の有無 | あり |
円山寺
札幌市中央区の円山公園に隣接する寺院。正式名称は「日新山円山寺」で、曹洞宗に属しています。明治16年(1883年)に創建された札幌市内でも古い寺院の一つです。「もみじ寺」とも呼ばれ、特に紅葉の季節には多くの人が訪れます。本堂の周りには美しい庭園があり、四季折々の自然を楽しむことができます。境内には「円山観音堂」もあり、安産や子育ての祈願に訪れる人も多いです。また、年間を通してお茶会や座禅会なども開催されており、市民の精神文化の拠り所となっています。
詳細情報
住所 | 〒064-0959 北海道札幌市中央区宮ヶ丘3 |
アクセス | 地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩約10分、または市電「円山公園駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、台数制限あり) |
電話番号 | 011-621-7815 |
拝観時間 | 9:00〜16:00 |
御朱印の有無 | あり |
真宗大谷派札幌別院(東本願寺)






札幌市中央区にある真宗大谷派(東本願寺)の北海道における拠点寺院。明治10年(1877年)に創建され、当初は「札幌仮別院」として開設されました。現在の本堂は昭和5年(1930年)に建てられたもので、その優美な建築様式は見応えがあります。北海道の開拓と共に歩んできた歴史があり、現在でも北海道における浄土真宗の中心的な寺院として多くの信者を集めています。毎年8月には「お盆法要」が行われ、先祖供養のために多くの人が訪れます。また、定期的に法話会や仏教講座なども開催されており、市民の宗教教育の場としても機能しています。
詳細情報
住所 | 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西19丁目2-1 |
アクセス | 地下鉄東西線「西18丁目駅」から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料、台数制限あり) |
電話番号 | 011-641-0312 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
御朱印の有無 | あり |
真宗本願寺派札幌別院(西本願寺)

札幌市中央区にある真宗本願寺派(西本願寺)の北海道における拠点寺院。明治25年(1892年)に創建され、北海道の開拓期から浄土真宗の布教に尽力してきた歴史があります。現在の本堂は昭和5年(1930年)に建てられたもので、国の登録有形文化財に指定されています。特に内部の荘厳な装飾や仏像は見応えがあり、参拝者の目を楽しませています。毎年1月には「報恩講」が行われ、宗祖親鸞聖人の遺徳を偲ぶ大切な法要として多くの信者が集まります。また、法話会や仏教講座なども定期的に開催されており、市民の精神文化の拠り所となっています。
詳細情報
住所 | 〒064-0806 北海道札幌市中央区南6条西10丁目 |
アクセス | 地下鉄南北線「すすきの駅」から徒歩約15分、または市電「西線6条駅」から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料、台数制限あり) |
電話番号 | 011-551-0648 |
拝観時間 | 9:00〜17:00 |
御朱印の有無 | あり |
定山渓神社




札幌市南区の定山渓温泉街にある神社。明治29年(1896年)に創建され、定山渓温泉の開祖・美泉定山を祀っています。温泉街の守護神として、地元の人々や観光客から親しまれています。特に縁結びや子宝のご利益があるとされ、「定山渓恋人の聖地」としても知られています。境内には「恋占いの石」があり、願い事をしながらこの石を持ち上げると願いが叶うと言われています。周囲を森に囲まれた静かな環境の中にあり、温泉街の喧騒を忘れさせてくれる癒しのスポットです。四季折々の自然の美しさも楽しめる、定山渓観光の際には是非立ち寄りたい場所です。
詳細情報
住所 | 〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目 |
アクセス | じょうてつバス「定山渓温泉」バス停から徒歩約10分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 011-598-4689 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
札幌諏訪神社






札幌市西区に位置する神社。明治4年(1871年)に創建され、長野県の諏訪大社から勧請されました。主祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)で、五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるとされています。毎年6月に行われる「二十四夜祭」は、地域の伝統行事として大切に守られてきました。境内には樹齢200年を超える「御神木」があり、パワースポットとしても知られています。また、北海道の開拓期に建てられた歴史ある鳥居も残されており、札幌の歴史を感じることができる場所です。近年は縁結びスポットとしても人気があり、若いカップルの参拝も増えています。
詳細情報
住所 | 〒063-0061 北海道札幌市西区西町北7丁目1-1 |
アクセス | 地下鉄東西線「琴似駅」から徒歩約20分、またはJRバス「西町北7条」バス停から徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 011-661-0975 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
新琴似神社






札幌市北区にある神社。明治5年(1872年)に創建され、新琴似地区の総鎮守として長く崇敬されてきました。主祭神は大国魂神で、家内安全・商売繁盛のご利益があるとされています。特に毎年8月に行われる「新琴似神社例大祭」は、地域の重要な行事として多くの人で賑わいます。境内には「力石」と呼ばれる石があり、この石を持ち上げると力が湧くと言われています。また、境内の桜は春の見どころとなっており、お花見スポットとしても親しまれています。明治期の開拓の歴史を伝える貴重な神社として、地域の人々の心の拠り所となっています。
詳細情報
住所 | 〒001-0907 北海道札幌市北区新琴似7条4丁目1-1 |
アクセス | 地下鉄南北線「新琴似駅」から徒歩約15分、またはJR札幌駅からバスで「新琴似7条4丁目」下車徒歩約3分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 011-761-4020 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
円山大師






札幌市中央区の円山公園近くに位置する寺院。正式名称は「鞍鼻山 弘善寺」で、真言宗に属しています。地元では「円山大師」の愛称で親しまれ、弘法大師・空海を祀っています。明治26年(1893年)に創建され、札幌市内でも古い歴史を持つ寺院の一つです。本堂には丁寧に手入れされた庭園があり、四季折々の自然を楽しむことができます。毎月21日の「弘法大師縁日」には、多くの参拝者が訪れます。また、「四国八十八ヶ所霊場巡り」を模した「円山八十八ヶ所」があり、身近に巡礼を体験できることでも知られています。静かな環境の中で心を落ち着けることができる場所です。
詳細情報
住所 | 〒064-0820 北海道札幌市中央区大通西28丁目5-11 |
アクセス | 地下鉄東西線「円山公園駅」から徒歩約15分、または市電「西28丁目駅」から徒歩約10分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 011-621-3992 |
拝観時間 | 9:00〜16:00 |
御朱印の有無 | あり |
上手稲神社






札幌市手稲区に位置する神社。明治11年(1878年)に創建され、手稲地区の総鎮守として長く崇敬されてきました。主祭神は大国魂神で、開拓の守護神として祀られています。毎年9月に行われる「例大祭」は、地域の伝統行事として大切に守られてきました。境内からは手稲山を望むことができ、特に初日の出の時期には多くの参拝者が訪れます。また、境内にある「御神水」は、美味しい水として地元の人々に親しまれています。手稲の開拓の歴史と共に歩んできた神社として、地域の人々の精神的な拠り所となっています。四季折々の自然の美しさも楽しめる、静かな癒しのスポットです。
詳細情報
住所 | 〒006-0022 北海道札幌市手稲区手稲本町2条4丁目2-10 |
アクセス | JR函館本線「手稲駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 011-681-5841 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |