大阪市東成区と城東区は、かつての河内国と摂津国の境界付近に位置し、古くから人々の暮らしと共に歴史を刻んできた地域です。特に東成区の深江地区には深江城があった歴史があり、城東区は名前の通り大阪城の東方に位置していました。この地域には、地名の由来となった神社や、地域の総鎮守として長く崇敬されてきた神社仏閣が点在しています。特に城東区の蒲生神社や東成区の八阪神社は地域の夏祭りの中心として親しまれ、また深江の浄土宗寺院群は寺町を形成するなど、独自の信仰文化が育まれてきました。これらの寺社は都市の近代化が進む中でも地域コミュニティの中心として、七五三や初詣など人々の生活に根付いた場として、今も大切に守られています。
八阪神社(東成区)






大阪市東成区にある神社で、地元では「やさかさん」と親しまれています。主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)で、疫病退散・厄除けの神として崇敬されています。創建は古く、約400年前にまで遡るとされる由緒ある神社です。毎年7月に行われる例大祭「夏祭り」は、地域の重要な行事となっており、神輿やだんじりが町を練り歩く様子は活気に満ちています。境内には樹齢数百年の楠の大木があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。また、七五三や初宮参りなど、地域の人々の生活に密着した神社として大切にされています。東成区の総鎮守として地域の人々から親しまれている神社です。
詳細情報
住所 | 〒537-0011 大阪府大阪市東成区東今里1-7-27 |
アクセス | 大阪メトロ千日前線「今里駅」から徒歩約10分、または近鉄線「今里駅」から徒歩約10分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6981-0176 |
拝観時間 | 境内自由(社務所:9:00~17:00) |
御朱印の有無 | あり |
蒲生神社(城東区)
大阪市城東区の蒲生にある神社で、地元では「がもうさん」として親しまれています。主祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)と事代主命で、地域の総鎮守として長く崇敬されてきました。蒲生地区の地名の由来ともなった由緒ある神社です。境内には「蒲生の高燈籠」と呼ばれる大きな石燈籠があり、地域のランドマークとなっています。毎年8月に行われる例大祭「蒲生まつり」は、神輿渡御や奉納芸能が見られる地域の重要な行事です。また、境内にある「なで牛」の石像は、撫でると健康になるとされ、人気のスポットとなっています。七五三や初詣など、地域の人々の生活に根付いた神社として親しまれています。
詳細情報
住所 | 〒536-0016 大阪府大阪市城東区蒲生3-9-10 |
アクセス | 大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」から徒歩約7分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6931-0128 |
拝観時間 | 境内自由(社務所:9:00~17:00) |
御朱印の有無 | あり |
生魂神社(東成区)
大阪市東成区にある神社で、地元では「いくたまさん」と親しまれています。主祭神は生島大神(いくしまのおおかみ)と足島大神(たるしまのおおかみ)で、中央区の生國魂神社の分社です。創建は古く、平安時代にまで遡るとされています。境内には「なでおかめ」と呼ばれる石像があり、この像を撫でると福が訪れるとされています。毎年5月に行われる例大祭では、神輿渡御が行われ、地域の人々の交流の場となっています。また、商売繁盛のご利益があるとされ、特に地元の商店主からの信仰も厚いです。東成区の歴史ある神社として、古くから地域の人々に親しまれています。
詳細情報
住所 | 〒537-0022 大阪府大阪市東成区中本4-11-15 |
アクセス | 大阪メトロ中央線「緑橋駅」から徒歩約10分、またはJR環状線「玉造駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6971-9354 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
清水寺(城東区)
大阪市城東区にある天台宗の寺院で、地元では「しみずでら」として親しまれています。創建は奈良時代とされ、聖武天皇の勅願により建立されたと伝えられています。本尊は十一面観音菩薩で、特に安産祈願のご利益があるとされています。境内には「霊水」と呼ばれる湧き水があり、この水には病気を治す効能があるという言い伝えがあります。毎月18日の「観音縁日」には多くの参拝者で賑わいます。また、「子育て地蔵」も安置されており、子どもの健やかな成長を願う親たちからの信仰も厚いです。京都の清水寺と同じく「清水の舞台」を模した建築様式を持ち、城東区の歴史ある寺院として大切にされています。
詳細情報
住所 | 〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西1-13-15 |
アクセス | 大阪メトロ長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」から徒歩約10分、またはJR学研都市線「鴫野駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(小規模、要確認) |
電話番号 | 06-6934-6714 |
拝観時間 | 境内自由(本堂:9:00~16:00) |
御朱印の有無 | あり |
諏訪神社(城東区)






大阪市城東区の諏訪にある神社で、地元では「すわさん」と親しまれています。主祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)で、長野県の諏訪大社から勧請されたと伝えられています。創建は古く、平安時代にまで遡るとされ、諏訪地区の地名の由来ともなった由緒ある神社です。境内には「なで兎」と呼ばれる石像があり、この像を撫でると厄除けのご利益があるとされています。毎年7月に行われる例大祭「諏訪まつり」は、神輿渡御や奉納芸能が見られる地域の重要な行事です。また、七五三や初詣など、地域の人々の生活に根付いた神社として親しまれています。城東区の歴史を今に伝える大切な神社です。
詳細情報
住所 | 〒536-0002 大阪府大阪市城東区今福東3-6-15 |
アクセス | 大阪メトロ長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」から徒歩約7分、またはJR学研都市線「鴫野駅」から徒歩約12分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6932-2255 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
深江寺町(東成区)
大阪市東成区の深江地区には、複数の浄土宗寺院が集まった「深江寺町」と呼ばれるエリアがあります。特に浄土宗西山派の寺院が多く、古くから寺町として発展してきました。深江には中世に深江城があったとされ、その城主の菩提寺として始まった寺院もあります。代表的な寺院としては「専念寺」「善徳寺」「常福寺」などがあり、それぞれ本尊は阿弥陀如来です。これらの寺院では毎年8月に「盆踊り」が開催され、地域コミュニティの交流の場となっています。また、「お彼岸法要」や「報恩講」など、年間を通じて様々な法要が営まれ、地域の仏教文化を今に伝えています。都市化が進む中でも寺町の風情を残す貴重なエリアです。
詳細情報
住所 | 〒537-0002 大阪府大阪市東成区深江南(各寺院の住所はそれぞれ異なります) |
アクセス | JR学研都市線「放出駅」または「鴫野駅」から徒歩約10~15分 |
駐車場 | 寺院により異なる(多くはなし) |
電話番号 | 寺院により異なる |
拝観時間 | 寺院により異なる(多くは境内自由、本堂は要予約) |
御朱印の有無 | 寺院により異なる(多くはあり) |
今福神社(城東区)
大阪市城東区の今福にある神社で、地元では「いまふくさん」と親しまれています。主祭神は天照大御神と素戔嗚尊で、今福地区の地名の由来ともなった由緒ある神社です。創建は古く、平安時代にまで遡るとされています。境内には「なで狛犬」と呼ばれる石像があり、この像を撫でると健康のご利益があるとされています。毎年6月に行われる例大祭「今福まつり」は、神輿渡御や奉納芸能が見られる地域の重要な行事です。また、毎月1日と15日には「縁日」が開かれ、地域の人々の交流の場となっています。七五三や初詣など、地域の人々の生活に根付いた神社として親しまれています。城東区の歴史を今に伝える重要な存在です。
詳細情報
住所 | 〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西4-9-27 |
アクセス | 大阪メトロ長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」から徒歩約5分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6934-2365 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
素盞嗚神社(天神ノ森天満宮)(東成区)






大阪市東成区にある神社で、地元では「天神ノ森天満宮」または「すさのおじんじゃ」として親しまれています。主祭神は素戔嗚尊と菅原道真公で、学問の神様としても崇敬されています。創建は古く、奈良時代にまで遡るとされています。境内には「学問の松」と呼ばれる松の木があり、この木に触れると学業成就のご利益があるとされています。特に受験シーズンには多くの学生が参拝に訪れます。毎年7月に行われる例大祭では、神輿渡御が行われ、地域の人々の交流の場となっています。また、2月の「梅花祭」も道真公ゆかりの行事として親しまれています。東成区の歴史ある神社として、地域の人々に大切にされています。
詳細情報
住所 | 〒537-0023 大阪府大阪市東成区玉津3-4-23 |
アクセス | 大阪メトロ中央線「緑橋駅」から徒歩約12分、または大阪メトロ千日前線・今里筋線「新深江駅」から徒歩約10分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6971-6063 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
鴫野神社(城東区)






大阪市城東区の鴫野にある神社で、地元では「しぎのさん」として親しまれています。主祭神は素戔嗚尊で、鴫野地区の地名の由来ともなった由緒ある神社です。創建は古く、奈良時代にまで遡るとされています。境内には「なで亀」と呼ばれる石像があり、この像を撫でると長寿のご利益があるとされています。毎年10月に行われる例大祭「鴫野まつり」は、神輿渡御や奉納芸能が見られる地域の重要な行事です。また、七五三や初詣など、地域の人々の生活に根付いた神社として親しまれています。JR学研都市線の鴫野駅近くにあり、駅名の由来ともなった神社として地域のランドマークとなっています。城東区の歴史を今に伝える大切な存在です。
詳細情報
住所 | 〒536-0014 大阪府大阪市城東区鴫野西5-17-23 |
アクセス | JR学研都市線「鴫野駅」から徒歩約5分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 06-6962-4343 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |