広島市安佐南区・安佐北区のおすすめ神社・お寺10選を紹介

広島市安佐南区・安佐北区は広島市の北部に位置し、太田川の中流域に広がる地域です。この地域は古くから太田川沿いに集落が形成され、農村文化が根付いていました。山間部も多く、修験道の拠点となる寺院や山岳信仰に関連した神社が数多く存在します。特に「毛利氏ゆかりの神社」が多いのが特徴で、安芸国を統治した毛利家と関わりの深い由緒ある神社が点在しています。また、安佐地区は「安芸の宮島」と並ぶ二大霊場として知られた「安芸の安佐」と称される地域で、古くから信仰の拠点となってきました。原爆の直接的な被害は少なく、江戸時代以前の社殿や本堂が残る施設も多く、広島の歴史や信仰文化を今に伝える貴重な存在となっています。

目次

安佐冨士神社(安佐南区)

西暦701年(大宝元年)の創建と伝えられる広島市最古級の神社のひとつです。祭神は大山祇命・木花咲耶姫命で、安佐地方の総鎮守として崇敬されてきました。安佐の地名の由来とも言われており、「安佐」の地名は神社の名前に由来するという説もあります。境内には樹齢700年以上の大杉があり、広島県の天然記念物に指定されています。毎年11月23日の例大祭では古式ゆかしい神事が行われ、地域の人々の信仰を集めています。広島市北部の代表的な神社として、歴史的にも重要な位置を占めています。

詳細情報

住所〒731-0138 広島県広島市安佐南区祇園2-13-23
アクセスJRアストラムライン「祇園新橋北」駅から徒歩約10分
駐車場あり(無料)
電話番号082-874-3008
拝観時間境内自由
御朱印の有無あり

山本神社(安佐北区)

西暦717年(養老元年)の創建と伝えられる古社で、安佐北区の代表的な神社です。祭神は大山祇命(おおやまづみのみこと)で、山の神として崇敬されています。かつては修験道の拠点としても栄え、安芸の国の重要な霊場でした。本殿は江戸時代に再建されたもので、広島県の重要文化財に指定されています。境内には樹齢700年以上の大杉があり、パワースポットとしても人気です。毎年9月に行われる秋季例大祭では、伝統的な神事や神楽が奉納され、多くの参拝者で賑わいます。地域の歴史と文化を今に伝える貴重な存在です。

詳細情報

住所〒731-0221 広島県広島市安佐北区可部3-37-46
アクセスJR可部線「可部」駅から徒歩約15分
駐車場あり(無料)
電話番号082-814-2275
拝観時間境内自由
御朱印の有無あり

上高神社(安佐北区)

創建年代は不詳ですが、古くから安芸国の重要な神社として崇敬されてきました。祭神は天照大神と素戔嗚尊で、豊穣と武勇の神として信仰されています。特に戦国時代には毛利氏の崇敬が篤く、毛利元就も参拝したと伝えられています。本殿は江戸時代初期に再建されたもので、優美な神社建築として知られています。境内には樹齢数百年の大きな楠があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。毎年10月に行われる例大祭では、地元の神楽団による神楽奉納が行われ、伝統文化の継承の場となっています。地域の歴史と信仰の中心として大切にされています。

詳細情報

住所〒731-0231 広島県広島市安佐北区亀山2-14-1
アクセスJR可部線「安芸長束」駅から徒歩約20分
駐車場あり(少数)
電話番号082-814-2639
拝観時間境内自由
御朱印の有無あり

正善寺(安佐南区)

浄土真宗本願寺派(西本願寺)の寺院で、1558年(永禄元年)に創建されました。親鸞聖人の教えを広める拠点として、地域の信仰生活の中心となってきました。本尊は阿弥陀如来で、境内には江戸時代の鐘楼や山門が残り、歴史を感じさせます。毎月28日には「お十夜(とや)」と呼ばれる法要が行われ、地域の人々が集まります。また春と秋の彼岸法要も盛大に営まれ、地域の伝統行事となっています。現在も地域の仏教文化の拠点として、各種法要や仏教行事が行われており、多くの檀家を擁する地域の中心的寺院です。

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