旭川市は北海道中央部に位置し、明治23年(1890年)に旭川兵村が置かれて以降、北海道の開拓と共に発展してきた都市です。この地域の神社やお寺は本州に比べると歴史は新しいものの、北海道開拓の歴史と共に歩んできた貴重な信仰の場となっています。特に北海道神宮の分社として創建された護国神社は、旭川の総鎮守として地域の人々に親しまれています。また、旭川駅前に位置する常照寺は市民の信仰の中心として重要な役割を果たしてきました。豊かな自然に囲まれた旭川の神社仏閣は、四季折々の美しい景観の中で静かに佇み、開拓期の苦労や先人の思いを今に伝えています。これらの施設は初詣や祭礼行事の際には多くの人で賑わい、地域コミュニティの核としての役割も担っています。
護国神社






旭川市の総鎮守として知られる神社で、明治3年(1870年)に北海道神宮の分社として創建されました。当初は北海道神宮旭川分社として開設され、後に護国神社となりました。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、旭川地域の開拓に貢献した人々や国のために命を捧げた英霊が祀られています。境内は広々として静かで、春の桜や秋の紅葉など四季折々の景観が美しいことでも知られています。毎年5月には例大祭が行われ、多くの市民が参拝に訪れます。また、元旦の初詣では旭川市内で最も多くの参拝者が集まる場所として地域に親しまれています。
詳細情報
住所 | 〒070-0037 北海道旭川市7条通9丁目 |
アクセス | JR旭川駅から徒歩約15分、または旭川電気軌道バス「7条9丁目」停留所下車すぐ |
駐車場 | あり(無料、約50台) |
電話番号 | 0166-23-1489 |
拝観時間 | 境内自由(社務所:9:00~17:00) |
御朱印の有無 | あり |
常照寺
旭川市中心部に位置する浄土真宗本願寺派の寺院で、明治31年(1898年)に創建されました。旭川市内で最も古い寺院の一つで、本尊は阿弥陀如来です。現在の本堂は昭和35年(1960年)に再建されたもので、旭川駅から近い立地にあり、市民の信仰の中心として親しまれています。境内には「延命地蔵」があり、この地蔵を参拝すると健康長寿のご利益があるとされています。毎年8月には「お盆法要」が営まれ、先祖供養のために多くの参拝者が訪れます。また、定期的に法話会や仏教講座なども開催されており、地域の精神文化の拠り所となっています。
詳細情報
住所 | 〒070-0034 北海道旭川市4条通9丁目1703-27 |
アクセス | JR旭川駅から徒歩約10分 |
駐車場 | あり(無料、約20台) |
電話番号 | 0166-23-4249 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
御朱印の有無 | あり |
富良野神社






富良野市街地に位置する神社で、明治32年(1899年)に創建されました。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)で、富良野地方の開拓の守護神として崇敬されています。広大な敷地に鎮座し、特に夏のラベンダーシーズンには観光客も多く訪れる場所となっています。境内には樹齢100年を超える「御神木」があり、パワースポットとして人気です。毎年7月に行われる例大祭は、地域の重要な行事として多くの人で賑わいます。また、初詣には富良野市民の多くが参拝に訪れる地域の信仰の中心地として、今も大切にされています。(※富良野市は旭川市に隣接していますが、行政区域としては異なります)
詳細情報
住所 | 〒076-0018 北海道富良野市弥生町1-1 |
アクセス | JR富良野駅から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、約30台) |
電話番号 | 0167-22-2701 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
旭川神社






旭川市内の住宅街に位置する神社で、大正10年(1921年)に創建されました。主祭神は天照大神で、地域の人々の生活守護の神として親しまれています。比較的小規模な神社ながらも、地域の信仰の中心として大切にされています。境内には桜の木が多く植えられており、春の桜の季節には美しい景観を楽しむことができます。毎年10月に行われる例大祭は、地域の子どもたちも参加する賑やかな催しとなっています。また、七五三や初宮参りなど、地域の人々の人生の節目に寄り添う神社として、今も大切にされています。静かな住宅街の中にあって、心の安らぎを与えてくれる場所です。
詳細情報
住所 | 〒070-0875 北海道旭川市春光5条5丁目 |
アクセス | JR旭川駅から旭川電気軌道バス「春光5条5丁目」停留所下車徒歩約3分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 0166-51-7366 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
東本願寺旭川別院






旭川市内に位置する真宗大谷派(東本願寺)の北海道における拠点寺院の一つです。明治33年(1900年)に創建され、本尊は阿弥陀如来です。開拓期には精神的な支柱として多くの人々に支持され、現在も旭川市民の信仰の中心として重要な役割を果たしています。建物は昭和初期に再建されたもので、荘厳な雰囲気が漂う本堂が特徴です。毎年1月には「修正会法要」、8月には「お盆法要」が行われ、多くの参拝者で賑わいます。また、定期的に法話会や仏教講座なども開催されており、地域の文化活動の場としても活用されています。
詳細情報
住所 | 〒070-0033 北海道旭川市3条通10丁目 |
アクセス | JR旭川駅から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、約30台) |
電話番号 | 0166-23-2207 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
御朱印の有無 | あり |
永山神社






旭川市永山地区に位置する神社で、明治34年(1901年)に創建されました。主祭神は大国魂命で、永山地区の総鎮守として地域の人々から親しまれています。永山兵村の開設と共に建てられた歴史ある神社で、旭川の開拓の歴史と深く結びついています。境内には樹齢100年を超える立派な木々が多く、静かな自然の中で参拝することができます。毎年9月に行われる例大祭「永山神社祭」は、地域の伝統行事として大切に守られてきました。また、七五三や初詣など、地域の人々の生活に密着した神社として、世代を超えて愛されています。永山地区の歴史と文化を今に伝える大切な存在です。
詳細情報
住所 | 〒079-8412 北海道旭川市永山2条20丁目 |
アクセス | JR旭川駅から旭川電気軌道バス「永山2条20丁目」停留所下車徒歩約5分 |
駐車場 | あり(無料、小規模) |
電話番号 | 0166-48-2080 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
北海道神宮旭川分社
旭川市内に位置する神社で、明治3年(1870年)に創建された北海道神宮の分社です。主祭神は大国魂神、大那古神、少彦名神で、北海道開拓の守護神として崇敬されています。現在は護国神社と統合されていますが、独自の祭礼も行われています。境内は静かで落ち着いた雰囲気があり、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間となっています。特に春の桜の季節には多くの人が訪れ、お花見スポットとしても親しまれています。毎年6月14日から16日に行われる例大祭「北海道神宮例祭」は、札幌本宮と同時期に催され、地域の重要な行事となっています。旭川の開拓の歴史を今に伝える貴重な神社です。
詳細情報
住所 | 〒070-0037 北海道旭川市7条通9丁目(護国神社境内) |
アクセス | JR旭川駅から徒歩約15分、または旭川電気軌道バス「7条9丁目」停留所下車すぐ |
駐車場 | あり(護国神社の駐車場を利用、無料) |
電話番号 | 0166-23-1489(護国神社) |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |