茨城県のつくばエリアは、筑波山を中心に古くから信仰の対象となってきた地域です。筑波山は「西の富士、東の筑波」と称されるほど名高く、その山麓には歴史ある神社やお寺が数多く点在しています。筑波山神社をはじめとする神社は、縁結びや学業成就の神として地元の人々から篤く信仰されています。また、つくば市は科学都市としての顔も持ちながら、伝統的な信仰の場が大切に守られており、現代の科学と古来からの信仰が共存する独特の雰囲気があります。これらの寺社は、自然豊かな環境の中に佇み、四季折々の風情を楽しむことができる場所としても人気があります。地域の文化や歴史を今に伝える貴重な存在となっています。
筑波山神社(つくばさんじんじゃ)






歴史は古く、推古天皇の御代(592~628年)に創建されたと伝えられています。筑波山の中腹、標高約200mに鎮座し、男体山の神様と女体山の神様をお祀りしています。縁結びの神様として有名で、特に「夫婦杉」は男女2本の杉が1本に見える珍しい樹木として知られています。国の重要文化財に指定されている本殿や楼門があり、歴史的価値の高い神社です。毎年多くの参拝客が訪れ、初詣や節分祭などの行事も盛大に行われています。
詳細情報
住所 | 〒300-4352 茨城県つくば市筑波1 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅からバスで約40分、「筑波山神社入口」下車徒歩約10分 |
駐車場 | あり(有料、普通車500円) |
電話番号 | 029-866-0502 |
拝観時間 | 境内自由(社務所は8:30~16:30) |
御朱印の有無 | あり |
筑波山神社 御座替神社(つくばさんじんじゃ おざがえじんじゃ)
筑波山神社の奥宮として知られ、筑波山の山頂付近に鎮座しています。大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りしており、山岳信仰の中心地として長い歴史を持ちます。標高877mの女体山頂上にあり、関東平野を一望できる景観は絶景です。御座替祭は毎年8月に行われ、下界の神社から山頂の神社へと神様が移る伝統行事として知られています。パワースポットとしても有名で、登山客や観光客が多く訪れます。
詳細情報
住所 | 〒300-4352 茨城県つくば市筑波(筑波山山頂) |
アクセス | 筑波山神社から登山道または筑波山ケーブルカーで山頂へ |
駐車場 | なし(筑波山神社の駐車場を利用) |
電話番号 | 029-866-0502(筑波山神社) |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり(筑波山神社で受付) |
六所神社(ろくしょじんじゃ)






平安時代後期の1108年に創建されたと伝えられる歴史ある神社です。つくば市の中心部に位置し、地域の氏神様として地元の人々に親しまれています。天満宮としても知られ、学問の神様である菅原道真公を祀っているため、受験生や学生の参拝も多いです。毎年7月に行われる「六所まつり」は地域の重要な夏祭りとして盛大に催されます。境内には樹齢数百年と言われる大きな楠の木があり、パワースポットとしても人気があります。
詳細情報
住所 | 〒305-0033 茨城県つくば市東新井14-3 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、約20台) |
電話番号 | 029-851-0104 |
拝観時間 | 境内自由(社務所は9:00~17:00) |
御朱印の有無 | あり |
北条大神宮(ほうじょうだいじんぐう)
鎌倉時代の1235年に創建されたと伝えられる古社で、北条氏の氏神として知られています。天照大神を主祭神とし、農業や商売の繁栄、家内安全の神として地元の人々から信仰を集めてきました。毎年10月に行われる例大祭では、神輿渡御や奉納相撲など伝統的な行事が行われ、多くの参拝客で賑わいます。境内には樹齢数百年の御神木があり、静かな佇まいの中にも歴史の重みを感じさせる神社です。つくば市の北条地区のシンボル的存在となっています。
詳細情報
住所 | 〒300-4231 茨城県つくば市北条4238 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅からバスで約25分、「北条」下車徒歩約7分 |
駐車場 | あり(無料、約15台) |
電話番号 | 029-867-0070 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
大御堂観音寺(だいみどうかんのんじ)






奈良時代の752年に創建されたと伝えられる真言宗の古刹です。本尊は十一面観世音菩薩で、「筑波のお薬師さま」として地元の人々に親しまれています。山門、本堂、三重塔などの伝統的な寺院建築が残り、特に三重塔は茨城県内では唯一の木造三重塔として知られています。境内は四季折々の花々が美しく、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉など季節の風情を楽しむことができます。また、厄除け、病気平癒の祈願所としても多くの参拝者が訪れています。
詳細情報
住所 | 〒300-4353 茨城県つくば市沼田1258 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅からバスで約30分、「大御堂」下車徒歩約3分 |
駐車場 | あり(無料、約30台) |
電話番号 | 029-866-0188 |
拝観時間 | 8:00~17:00 |
御朱印の有無 | あり |
妙音寺(みょうおんじ)
鎌倉時代の1273年に創建された日蓮宗のお寺で、「つくばのお不動さま」として地元の人々に親しまれています。本尊は不動明王で、厄除けや家内安全の祈願所として知られています。境内には樹齢約700年と言われる大銀杏があり、秋には見事な黄葉を見せてくれます。また、春には桜の名所としても人気があります。毎年2月の節分祭では、護摩焚きや豆まきが行われ、多くの参拝者で賑わいます。静かな環境の中で心を落ち着かせることができる場所です。
詳細情報
住所 | 〒305-0045 茨城県つくば市梅園2-20-2 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(無料、約10台) |
電話番号 | 029-852-0214 |
拝観時間 | 9:00~16:00 |
御朱印の有無 | あり |
小田城址 八幡神社(おだじょうし はちまんじんじゃ)






かつての小田城の城址に建てられた神社で、八幡神(応神天皇)を祀っています。小田城は鎌倉時代から室町時代にかけて栄えた城で、現在は城址公園として整備されています。神社の境内からは周囲の景色を一望でき、特に桜の季節は美しい景観が楽しめます。小田氏の歴史を今に伝える貴重な史跡であり、地域の歴史や文化を学ぶ場としても価値があります。毎年の例大祭では地元の人々による奉納行事が行われ、賑わいを見せます。
詳細情報
住所 | 〒300-2307 茨城県つくばみらい市小張4342 |
アクセス | 関東鉄道常総線小絹駅から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(無料、約10台) |
電話番号 | 0297-58-5111(つくばみらい市役所) |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | なし |
平沢官衙遺跡 平沢愛宕神社(ひらさわかんがいせき ひらさわあたごじんじゃ)






奈良・平安時代の地方官庁の遺跡である平沢官衙遺跡の中に鎮座する神社です。愛宕神(火伏せの神)を祀り、火災除けの神として地元の人々から信仰を集めています。周辺は国の史跡に指定されており、貴重な歴史的遺産として保存されています。遺跡公園として整備され、歴史学習の場としても活用されています。毎年7月下旬に行われる例大祭では、地域の伝統行事が継承されています。古代から現代まで続く信仰の歴史を感じることができる場所です。
詳細情報
住所 | 〒300-2308 茨城県つくばみらい市平沢700 |
アクセス | 関東鉄道常総線小絹駅から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(無料、約5台) |
電話番号 | 0297-58-2111(つくばみらい市教育委員会) |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | なし |
小貝川水神社(こかいがわすいじんじゃ)
小貝川のほとりに鎮座する神社で、水の神様を祀り、洪水除けや水の恵みに感謝する場として地元の人々に古くから親しまれています。農業が盛んなこの地域では、水に関わる神様として特に大切にされてきました。境内は静かな雰囲気で、川のせせらぎを聞きながら心を落ち着かせることができます。毎年の例祭では、五穀豊穣と水害除けを祈願する神事が行われます。小貝川と共に生きてきた地域の人々の信仰の歴史を今に伝える神社です。
詳細情報
住所 | 〒300-2307 茨城県つくばみらい市小張 |
アクセス | 関東鉄道常総線小絹駅からタクシーで約10分 |
駐車場 | あり(少数) |
電話番号 | 情報なし |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | なし |
大池神社(おおいけじんじゃ)
つくば市の南部に鎮座する神社で、地域の守り神として長い歴史を持ちます。主祭神は大山祇神で、山や森の神様として農業の守護神としても信仰されています。境内には樹齢数百年の杉の巨木があり、神聖な雰囲気を醸し出しています。毎年10月に行われる例大祭では、五穀豊穣を祈願する伝統的な神事が行われます。静かな佇まいながらも地元の人々の信仰の中心となっており、季節の変化を感じながら心を落ち着かせることができる場所です。
詳細情報
住所 | 〒305-0854 茨城県つくば市金田 |
アクセス | つくばエクスプレスつくば駅からバスで約25分、「金田」下車徒歩約10分 |
駐車場 | あり(少数) |
電話番号 | 情報なし |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | 情報なし |