川越エリアは埼玉県南西部に位置し、「小江戸」と呼ばれる歴史的な町並みで知られています。この地域には多くの歴史ある神社やお寺が点在し、江戸時代からの文化や建築様式を今に伝えています。特に喜多院や川越氷川神社などは国の重要文化財に指定された建造物を有し、多くの参拝客や観光客が訪れます。春の桜や秋の紅葉の時期には美しい風景と共に神社仏閣を楽しむことができ、川越の歴史的景観と相まって風情ある雰囲気を醸し出しています。また、七福神めぐりなど地域の文化的行事も盛んで、地元の人々の信仰の中心としても大切にされています。
川越氷川神社






川越氷川神社は創建1500年以上の歴史を持つ古社で、関東地方で最も古い氷川神社とされています。縁結びの神様として知られ、「川越の総鎮守」として地域の人々から篤く信仰されています。江戸時代には江戸幕府から庇護を受け、川越藩主松平家の崇敬も厚かった神社です。毎年10月中旬に行われる「川越まつり」(川越氷川祭)は、国の重要無形民俗文化財に指定されており、豪華な山車が市内を練り歩く様子は江戸の風情を今に伝えています。
詳細情報
住所 | 〒350-0052 埼玉県川越市宮下町2-11-3 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約12分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(有料) |
電話番号 | 049-224-0589 |
拝観時間 | 境内自由(社務所9:00~17:00) |
御朱印の有無 | あり |
喜多院






喜多院は正式名称を「星野山無量寿寺」といい、天長年間(824~834年)に創建された古刹です。徳川家と縁が深く、特に3代将軍家光が幼少期を過ごした場所として知られています。境内には江戸城から移築された建物群があり、春には見事な桜、秋には紅葉が美しい景観を作り出します。「五百羅漢」と呼ばれる石像群も有名で、それぞれ表情が異なる羅漢像が並ぶ様子は圧巻です。また、節分会や大福祭など年間を通じて様々な行事が行われています。
詳細情報
住所 | 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1-20-1 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約10分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(有料) |
電話番号 | 049-222-0859 |
拝観時間 | 9:00~16:30(冬季は16:00まで) |
御朱印の有無 | あり |
蓮馨寺






蓮馨寺は室町時代の1333年に創建された浄土宗の寺院で、かつては川越城の鬼門封じとして重要な役割を担っていました。本堂は江戸時代中期の建築で市の有形文化財に指定されています。境内には川越の商人たちが寄進した梵鐘があり、「時の鐘」として川越のシンボルとなっています。この鐘は現在も一日に4回(6時、12時、15時、18時)鳴らされ、川越の街に時を告げています。敷地内では毎月28日に骨董市が開かれ、多くの人で賑わいます。
詳細情報
住所 | 〒350-0066 埼玉県川越市連雀町7-1 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約5分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 049-222-0043 |
拝観時間 | 境内自由(時の鐘は外観のみ見学可能) |
御朱印の有無 | あり |
仙波東照宮






仙波東照宮は1634年(寛永11年)に川越藩主・酒井忠勝によって創建されました。徳川家康を祀る東照宮で、喜多院の敷地内に位置しています。社殿は国の重要文化財に指定されており、江戸時代初期の建築様式を今に伝えています。特に社殿の彫刻は緻密で豪華な装飾が施され、「眠り猫」や「鳴龍」など日光東照宮と共通するモチーフも見られます。毎年4月と10月には例大祭が行われ、地域の人々による奉納行事が行われています。
詳細情報
住所 | 〒350-0036 埼玉県川越市小仙波町1-20-1(喜多院境内) |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約10分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(喜多院の駐車場を利用・有料) |
電話番号 | 049-222-0859(喜多院) |
拝観時間 | 9:00~16:30(冬季は16:00まで) |
御朱印の有無 | あり(喜多院で受付) |
中院






中院は天台宗の寺院で、平安時代後期の1179年(治承3年)に源頼朝の命により建立されたと伝えられています。関東におけるもっとも古い天台宗の寺院の一つとされ、川越大師と並ぶ古刹です。本堂には本尊として十一面観音像が安置され、国の重要文化財に指定されています。また、境内には樹齢数百年の大イチョウがあり、秋には黄金色に輝く様子が美しいスポットとして知られています。毎年12月8日には釈迦如来の成道を祝う「成道会(じょうどうえ)」が行われます。
詳細情報
住所 | 〒350-0824 埼玉県川越市石原町11-1 |
アクセス | 東武東上線「川越市駅」から徒歩約10分、JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約25分 |
駐車場 | あり(無料・数台分) |
電話番号 | 049-224-8455 |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
御朱印の有無 | あり |
成田山川越別院






成田山川越別院は正式名称を「藤沢山川越成田山不動寺」といい、千葉県の成田山新勝寺の別院として1938年(昭和13年)に創建されました。本尊は不動明王で、厄除け・開運の寺として多くの参拝者が訪れます。毎年初詣には大勢の人で賑わい、特に2月3日の節分会には有名人も参加する豆まきが行われることでも知られています。境内には庭園や不動の滝があり、市街地にありながら静かな時間を過ごせる空間となっています。また、毎月28日には「不動縁日」として様々な催しが行われます。
詳細情報
住所 | 〒350-0056 埼玉県川越市松江町1-1-5 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約7分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約15分 |
駐車場 | あり(有料) |
電話番号 | 049-222-0234 |
拝観時間 | 8:00~16:30 |
御朱印の有無 | あり |
三芳野神社






三芳野神社は創建1200年以上の歴史を持つ古社で、武蔵国の一宮として崇敬されてきました。主祭神は大国主命で、商売繁盛・家内安全・交通安全の神様として知られています。神社の名前は「美しい稲穂が豊かに実る野」に由来するとされ、地域の農業や産業の守り神としての役割も担ってきました。境内には樹齢400年を超えるケヤキの巨木があり、パワースポットとしても人気です。毎年10月中旬に行われる例大祭は、氏子たちによる神輿渡御や獅子舞などの奉納行事で賑わいます。
詳細情報
住所 | 〒350-0844 埼玉県川越市鴨田592 |
アクセス | JR・東武東上線「川越駅」から東武バス「三芳野神社入口」下車徒歩7分 |
駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 049-222-0753 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
妙善寺(川越大師)






妙善寺は通称「川越大師」として親しまれている真言宗智山派の寺院で、835年(承和2年)に弘法大師の弟子・実恵によって創建されたと伝えられています。本尊は弘法大師像で、四国八十八ヶ所霊場の写し霊場「武州川越八十八ヶ所」の第一番札所となっています。境内には弘法大師の銅像や、地元川越の招き猫発祥の地とされる招福殿があります。毎年3月21日には「大師の手まつり」が行われ、境内に設置された大師像の手をなでると福が授かると言われています。また、厄除け祈願や交通安全祈願でも多くの参拝者が訪れます。
詳細情報
住所 | 〒350-0033 埼玉県川越市富士見町23-11 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約10分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約20分 |
駐車場 | あり(有料) |
電話番号 | 049-222-2207 |
拝観時間 | 境内自由 |
御朱印の有無 | あり |
見立寺(見立不動尊)






見立寺は通称「見立不動尊」として知られる真言宗智山派の寺院で、約1200年前の平安時代初期に創建されたと伝えられています。本尊は不動明王で、不動明王像は秘仏とされ、毎年1月と5月の縁日にのみ開帳される伝統があります。境内には「出世の石段」と呼ばれる階段があり、この階段を上ると出世すると言われています。また、小さいながらも風情ある庭園があり、四季折々の景色を楽しむことができます。地元では厄除けや家内安全、合格祈願などで参拝する人が多く、特に受験シーズンには学生の姿が多く見られます。
詳細情報
住所 | 〒350-0046 埼玉県川越市菅原町7-7 |
アクセス | 西武新宿線「本川越駅」から徒歩約15分 JR・東武東上線「川越駅」から徒歩約25分 |
駐車場 | なし |
電話番号 | 049-222-1459 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
御朱印の有無 | あり |